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YZ リジット式車高調整キット。STDフルセット 取り扱い説明書

この説明書はKカーシリーズ用の全般的な取り付け方法に関するもので、車種毎に取り説の異なる部分があります。
詳しくは、車両毎の説明書をご覧下さい。

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フロント Kカ−シリ−ズのスプリング付セットの調整幅は、およそ+20mm〜-50mmです。
リヤ Kカ−シリ−ズのスプリング付セットの調整幅は、およそ+20mm〜-40mmです。
車高の調整幅は、車種/モデル/装備などによって異なります。


本キットを装着するにはサスペンションの分解、組み付けに関する専門知識、専用工具が必要です。

必ず、専門店で取り付けを行って下さい。サスペンションの分解、組み付けは当該車両の整備書を参照して下さい。


フロント】被せ式車高調整キット(アジャスター/専用スプリング/イモネジ/イモネジレンチ)左右分 タイプDL1-F

ストラットケ−スに被せ式車高調整キットを取り付けます。
車高調整キットの長さが純正ロアシ−ト位置よりも長い為、純正ロアシ−トは取り外して装着します。
車高調整キットのロアシ−トは純正スプリングの内径に準じ、フラット面仕上げです。
アッパ−マウントは、スプリングが純正形状ですから、そのまま再使用できます。
※ストラットが純正でないときは購入前に、外径を確認して下さい。

<フロントキットの装着> 溶接は必要ありません。

@シェルケース上部にCAPがあるときは取り外します。
@'リングナットなどのツバが飛び出している時は、外周を切削します。
A
注意!ピストンロットはバイスやプライヤーで挟んだりして、決して傷付けないで下さい。
B被せ式のアジャスターを装着して荷重を掛けて問題ないか、確認します。
Cストラットの外径がアジャスターの上部の内径(φ45.8)より細いか確認します。
Dストラットケースは部分的に太くても装着できるようになっていますので、
 多少の溶接バリが残っていても構いません。


ロアシートはサンダーなどで取外し、外径をアジャスター下の内径以下(φ47)にします。

取り外した跡はペイントなどで錆び防止を施します。
アジャスターを被せて装着し、下側のイモネジをストラットが歪まない程度に締めます。

最後にアジャスターにガタが出ないように上部側のイモネジを軽くロックして下さい。

<ロアシ−ト>

ロアシート径は純正スプリングの内径に準じており、フラット面仕上げです。
装着してガタがないか、またアッパーマウント側も純正スプリングと同様に収まるか確認します。

スプリングはアッパー側は純正アッパーマウントに適しています。ロアーは平面仕上げでロアシートに適合します。

<スプリング>
純正形状で内径が同じショートハイト・タイプです。

オープンエンド側がアッパーマウント側です。
クローズエンドでフラットな面が、ロアシート側です。

純正スプリングに取付けられているゴムインシュレーターがある場合は再使用して取り付けて下さい。

車両へ組み付け後は、各部が正常に作動し作動中もホディなどへ干渉がないか確認を行って下さい。
また車高の変化に伴い、ステアリングを切ったりストロークさせたときにもブレーキホース、ABSホースが突っ張ったり、
スタビライザーが作動中にロアアーム他に干渉したり、その他にも不具合が無いかの確認を行って下さい。

車高を調整するネジ代が多く、必要以上に上下させるとダンパーの底付き、伸びきりなどが起こります。特に ご注意下さい。
  バンプラバーは車高に応じて、ダンパーのストロークが確保できるように再調整して下さい。

【リャ】リジット式車高調整キット(アジャスター/専用スプリング/イモネジ/イモネジレンチ)左右分  タイプDL1-R

純正スプリングに換えて、リジット式車高調整キットとショートタイプの純正形状スプリングを取り付けます。
ロアシートは純正スプリングの内径に準じており、スプリングも純正形状でショートタイプを使用しますから、
ロア(ビーム/シャフト/アクスル)側は無加工で装着できます。
また
ダンパーもそのまま再使用します。

車体のフロア側に隙間の無いようにピッタリと装着して下さい。

<キットの装着>

アジャスターのネジ部は上部シャーシ側のバンプラバーに被せるように取り付けます。

フロア側の純正ゴムは取り外して下さい。


アジャスター本体を隙間のないようにシャーシ側に装着し、イモネジを使い取り付けて下さい。

調整キットが装着できたら、シャーシに対して荷重を受ける面同士が確実に合っているか、ガタや調整キットの脱落やズレなどの不具合がないかを点検します。

※バンプラバーは取り外さずに、そのまま使用して下さい。
個体差などで、 バンプラバーとアジャスターが干渉する時は、仮決め時にバンプラバーの干渉する部分を切削して下さい。

スプリングシートは純正スプリングの内径に準ずるサイズで、平滑仕上げになっています。 <スプリングシ−ト>

スプリングシートは純正スプリングの内径に準じ、フラット仕上げになっています。
ガタやスプリング自体が脱落しないか確認し、装着後にサスペンションの作動時でもスプリングに遊びがないか、
またアジャスターとスプリングとの干渉がないか確認します。

リャスプリングはリジット式車高調整キット用の専用形状です。

 <スプリング>
純正形状に準じた、ショートタイプのスブリングです。 

クローズエンドでフラットな側がアジャスター側です。

スプリング端末に、純正スプリングに取り付けられているゴム・インシュレーターがある場合は再使用し、取り付けます。
車両への組み付け後、各部が正常に作動し、またストロークさせた時にもロアビームに干渉しないか確認を行って下さい。
また車高の変化に伴い、ストロークしたときブレーキホース、ABS、ワイヤー類が突っ張たり、
スタビライザーが他に干渉したり、その他にも不具合が無いかなどの確認を行って下さい。
バンプラバーを取り外した状態で使用すると 走行中フルバンプすることがありますから、純正のまま使用してください。
  重量物の積載時は特にご注意下さい。

本キットを装着後は、慣らし運転を行って下さい。アライメントの再調整も行って下さい。

ムーブL152カスタムの装着例。


警告 誤った取り扱い方法により取り付け、運用を行うと死亡、重傷など重大事故の原因となる可能性があります。

スプリングに遊びがある状態や低車高、また走行中に線密着やフルバンプを起こすような状態(過積載など)での使用は
  スプリングの脱落、パーツや車体の破損、操縦安定性を損なうなどの危険がありますので絶対行わないで下さい。

リャ−のバンプラバーは、取り外さずそのまま使用して下さい。取り外すとフルバンプ状態になったとき、
  アジャスタ−自体がロアビ−ムと干渉したり、スプリングが線密着し、衝撃荷重がかかり危険です。
  このキットのリャスプリングはバンプラバ−の装着を前提として、設定されています。
車高調整時はジャッキアップを行い、車体を確実に固定した後、スプリングにテンションの掛からないようにし、
  必ず 車高調整レンチを使用してロアシ−トを固定し、ロックナットを先に緩めてから、調整を行って下さい。

ロックナットの固定時は車高調整レンチを使って必ず手で軽く、緩め/締めを行って下さい。
  ハンマ−/ドライバ−などで緩め/締めを行うとその部分から疲労、割れ破損などが生じ大変危険です。

衝突などの過大な衝撃入力が生じた場合、亀裂破損や金属疲労を起こす危険があります。再使用はしないで下さい。

  本品は車種別専用です。他への流用、改造は強度不足、他パーツへの加重負担を生じさせ危険ですから絶対しないで下さい。

走行中に異音、振動、衝撃などの異常を感じた時は直ちに運用を中止し、点検を行って下さい。